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月一書店空想書店のあれこれ


by Qu-So

カテゴリ:1月出品( 21 )

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これは古書に携わる人間として嫉妬する本です。
なぜならば、幸運な出会いが松浦氏のもとにどんどんと押し寄せているから。
もちろんそれだけ研鑽を積んで、さらには旅をして出会った本たちのことですから、嫉妬などおこがましいのですが、それでもやはり氏の「幸運」を思わずにはいられません。

古書は現行の書と違って出版社に在庫のない本たち。
人に買われて、そして売られて、また買われて、さらに売られて。
長い年月転々としてきた本たち。
彼らにであう確率は「奇跡」のようなもの。
とくに人が求める良書であればなおさらです。
無事でいてくれただけでもうれしかったり、
手の届く値段がうれしかったり。

さまざまな喜怒哀楽。
それを経てもなお、これほどの質量兼ね備えた本たちが集まってくること。
それは氏が幸運な人であったことの証でしょう。
「寿ぐ」を古書屋目線から考えてお勧めする1冊です。(by Umi)
by Qu-So | 2012-01-09 11:22 | 1月出品

「韓国の美しいもの」

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学生時代、韓国の友人からいただいた小物たちにはどれも鮮やかな色と細やかな手仕事が香っていました。
それから長い時間を経て、今わたしは韓流にはまっています。
わたしの心の底には友人への敬意があるからだと思っています。

慈しむ気持ち。
家族への愛情。
そんな日々の慶びをたたえる「韓国の美しいもの」。
作り手への丁寧な取材が光る1冊です。
小澤 典代 &森 隆志 という強力ユニットが知識と愛着をもって綴る韓国の愛すべきものたち。
お読みになられましたら、きっとお隣の国の事をもっと好きになられるはずです。
1月空想書店にすばらしい手づくりの袋物を友情出店してくださる髙橋静子さんへの敬意もこめて。(by Umi)
by Qu-So | 2012-01-08 11:32 | 1月出品
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NHK「美の壺」の制作班編集。
アールヌーヴォーといえば麗しき時代の財産。
そのヌーヴォーの代表的ガラス作品。
とくにエミール・ガレとその作品にスポットを当て本は構成されている。

エミール・ガレといえばアールヌーヴォーガラス作家の第一人者。

ガラスは、ご存知のように世界最古の工業製品。
ローマ時代にも存在したガラスを新しい技法にもチャレンジして作り上げられたもの。
美しさの中に、妖しい光と、めくるめく輝く。
清楚でありながら妖艶なもの。

そのガレなどアールヌーヴォーの作品に多大なる影響を与えたのは
日本の北斎だったという。

様々な国の晴やかな場に華を添えただろうアールヌ−ヴォーの作品たちを
どうぞ存分にご覧ください。

(by そら)
by Qu-So | 2012-01-08 11:23 | 1月出品

「日本のしあわせ」

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日本の季節毎に合わせた歳時。
お水取りの春から始まって節分の冬で終わるこの本は
廣瀬裕子さんの写真と文とで綴られています。

一ページ毎にひとつの行事によせる想いやエピソード。
読み終わる時には
日本ってほんとうにたくさんのしあわせが詰まっているところなのだと
新たな発見とともに納得します。

日本の中に溢れているおもてなしの心は
日本人が生まれながらに、育ちながらに日々の中で培ったものなのです。

この本は私の宝物の一冊でした。
この幸せを改めて感じて頂けたらと思うので今回書架にそっと並べます。
是非お手に取ってご覧ください。
(by そら)
by Qu-So | 2012-01-08 10:47 | 1月出品
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堀井和子さんのテーブルコーディネートと横山美恵子さんの花とのコラボ本。

この本は1994年刊行…というと驚かれるかもしれませんが
だからこそ行き過ぎない堅苦しくないテーブルのしつらえになっている。
ブランチやランチ、アフタヌーンティなんかの小さなパーティー向きといえます。

堀井さんの独壇場とも言える
デーブルクロス、食器類、カトラリーとの組み合わせは
今でも新鮮である意味背伸びしないでも取入れて行けるものがたくさん有ります。
この本の特徴は写真だけでなく、そのしつらえの理論も兼ね備えた
ところにあります。
ロケーション、シュチエーションなど背景やその季節を踏まえて
様々に指南をしてくれます。

どちらかと言えば、カジュアルな軽めの席の演出に添えられる花は
文字通り場の華やかさに通じています。

空間からの寿ぎとして花はまさにうってつけといえます。

12か月のそれぞれのシーン
楽しい会話のおめでとう、ありがとうのことばがそここに溢れています。

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和にも洋にも変化自在な花たちをご覧ください。
by Qu-So | 2012-01-07 09:43 | 1月出品

「引出物」

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引出物には祝宴に来てくださったお客様への御礼の気持ちとともに、末永く慶びのご縁をよろしくとの思いがこめられています。
選ばれるお品は人それぞれ。
でも案外型にはまったものが多いようにも思われます。

和物のエキスパート小山織さんのセレクションはユーモアもあって、しかも「まあ、こんなものをいただいたらうれしい!」と思うようなお品がたくさん。
よくこんなに集められましたね、と言いたくなるほど多彩で素敵なものばかりです。

慶びのためのものは眺めているだけでも幸せ。
引出物だけではなくて、「寿ぐ」気持ちを伝えるためのギフトのガイドブックとしても、さらには暮らしを彩る「お楽しみ」のグッズのご紹介本としてもお勧めしたい1冊です。(by Umi)
by Qu-So | 2012-01-07 08:48 | 1月出品
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手紙をいただく。
それは日常への贈り物。
遠くからやってくる「寿ぎ」の時間。

文章に自分の気持ちをこめること。
素敵なことですね。
でも独りよがりのルールでしばりすぎて、伝わりにくい思い、ありませんか?

この本は手紙をしたためる時に感じるたじろぎをとりのぞいてくれるやさしい本です。

<書くことは自分の心を見つめ直すこと。手紙は心を映し出す鏡でもあります。伝えたい思いがあるのに、うまく言葉にできない、そんなもどかさしさを感じていらっしゃるなら、なおさら手紙を書いてみましょう。手紙を書くことを通して、自分の心が少しずつ見えてくると、話し言葉もまた、みずみずしく、いきいきと豊かなものになります。>(P.28)
(by Umi)
by Qu-So | 2012-01-06 11:49 | 1月出品

「折る、贈る。」

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日本の文化の特徴のひとつには潔さというものが内在していると思いませんか?
この「折る、贈る。」という本はまさに潔さの集結と言えると思います。
日常の生活の中の「贈る」シュチエーションの中に必ずどこかに祝いも寿ぐことばも存在しています。
その寿ぎの心を形にした贈り物を包むのが折形という文化です。

ずいぶんと前に日本の過剰包装というのが取りざたされていたことありました。
エコに反していると。
確かに、いつもの暮らしの中での過剰なものは淘汰すべきものですが
この折形の文化はどうですか?

簡潔にして潔く気持ちがすきっとします。
包む文化です。
たとえばこれ!過剰でなく簡潔の紅白の和紙をまとった瓶詰めの誇らしげなこと!
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包むという行為すべてが過剰ではなく簡素でもこうした想いの込められたものに
代えられるのです。
ね!すてきですよね!なくしたくない文化ですよね!

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どうぞ折形文化の世界を!
by Qu-So | 2012-01-06 11:14 | 1月出品

「茶の箱」

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ヒトがであって箱ができた。
モノが出会って箱ができた。

赤木明登 安藤雅信 内田鋼一 長谷川竹次郎 ヨーガン・レール

それぞれの分野でのこれからの牽引者たち。

塗師、陶工、鍛金師、服飾デザイナーのそれぞれの塗物、焼物、金工、布で出来上がった
厳かでありながら楽しげで贅沢な茶の箱が十六種。

寿ぐとは、、特別な日のことなのだけれど、いや、日々の中にだってたくさんの寿げることはちりばめられている。
小さな寿ぎから晴れやかなものまで。
お茶の世界はいまでこそ、特別なものになっていて
茶の世界になじみなく暮らしていると、華やかな雰囲気を感じてしまうが
もちろん、日本の茶の道はご存知の侘びと寂びの世界感。

生活にお茶の世界を取り入れて行くと
きっと小さな寿ぎが大切なものに変わるのだろうと
思えます。

そしてこの本の茶の箱は侘びと寂びの向こう側には
静かなる寿ぎも備わっていることを知ることができます。
すべてを坦々と。

この本はそんなものが詰まっています。
 
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そして、お抹茶だけでなくお煎茶の茶箱もあるのがまた嬉しいのです。
気軽になじみのある時間になりますしね。
茶箱に入ったお茶道具は気づけば贅沢ピクニック気分も味わえるのです。

どうぞ茶の箱の世界へ
by Qu-So | 2012-01-05 08:48 | 1月出品

「いろいろ月記」


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昔むかし、幼稚園に通っていたころ、こんな歌を習いました。
なんとなく好きで時々思い出します。
残念ながら9月から11月までの歌詞が思い出せないのですが…。

 おめでとう1月
 雪の降る2月
 ひなまつり3月
 桜咲く4月
 こいのぼり5月
 五月雨の6月
 暑くなる7月
 夏休み8月
 …9月
 …10月
 …11月
 クリスマス12月

こうやって眺めていると月ごとになにかしらの楽しみが用意されていたのだという気持ちがします。
月ごとの行事、月ごとのお祝い。
そのひとつひとつを紡いでゆくこと。
刺繍作家として活躍中の中村ういさんが提言する細やかな楽しみ。
なつかしさもとけあったすてきな1冊です。
(by Umi)
by Qu-So | 2012-01-04 13:40 | 1月出品