月一書店空想書店のあれこれ


by Qu-So

「きんからかわ」

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金唐革紙…金唐紙とも言う、日本の伝統工芸品。

和紙に金属箔(金箔・銀箔・錫箔等)をはり、版木に当てて凹凸文様を打ち出し、彩色をほどこし、全てを手作りで製作する高級壁紙である。金属箔の光沢と、華麗な色彩が建物の室内を豪華絢爛に彩る。
その始まりは江戸時代前期オランダ経由スペインからの輸入製品だったという。

日本は島国故、つい文化の流れというものを忘れて
自国で生まれたもののように考えてしまうことってありませんか?

シルクロードを通じたものも、こうした貿易交流の中での到来のものの大元を
凌駕して独自性と高い技術へ昇華してしまうことだと思います。
侘び寂びの江戸時代にあってこのきらびやかな金唐皮紙の伝達は
寿ぐとき、晴れの日に通じる文化だったに違いありません。


漆をjapanと呼ぶことは有名ですが、漆はアジア圏ではその技法はよく使われているものでもあります。
そして、漆を使うこの金唐皮紙はJapanese leather paperと表されます。
様々な国で変化した金唐皮紙の東西文化交流、革と紙の違いを十分にお楽しみください。

「寿ぐ」とは日本語の美しさをまとっていますけれども
それは世界各国に存在している、、というか人間の心の中に必ずあるものなのだと思います。

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様々な柄には、たくさんの文化も潜んでいます。
是非お手に取ってご覧ください。
(by そら)
by Qu-So | 2011-12-28 21:41 | 1月出品