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月一書店空想書店のあれこれ


by Qu-So

「イオの黒い玉—完全なる球体」

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現実と非現実の境界線って
目に見えるもの、
手で触れるもの、
花で嗅げるもの、
耳で聞こえてくるもの、
舌で味わえるもの。。。
五感すべてで確認できるものが現実とするなら

そうでないもの、
見えるけど触れないし
匂いもしなければ食べることもできない
味わうことなど、論外。

それはどんな世界の物体なのだろうか?

いや人間が見えるものがすべてなんだろうか
触れもせず、熱もなく
匂いも味もなく音もなければそれが無になるのだろうか。

ちょっと怖いこのお話は、不思議な夢から次元を越えてやってきた。

著者は、10年ほど前に一世を風靡した
ウゴウゴルーガのグラフィックを担当した森川幸人氏。

次元を越え、時間を越えた存在を
写した彼のボールペン画の個展から発生した物語。
展示された画の細密な表現も目を見張るものがあるが、
その画が出来る経過の物語はとても不思議。
だけれどもきっと誰もがどこかでふっとした瞬間にすれ違っていることかもしれません。

不思議な不思議な読了感、思わず後ろを振り返りたくなります。

「イオの黒い玉—完全なる球体」 ♥

(10月空想書店にて出品予定です)

 by宙
by Qu-So | 2011-09-03 21:12 | 10月